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小瀧 秀行; 益田 伸一; 神門 正城; 近藤 修司; 金沢 修平; 本間 隆之; 中島 一久
Quantum Aspects of Beam Physics 2003, p.119 - 124, 2004/10
被引用回数:0 パーセンタイル:0.4(Astronomy & Astrophysics)高強度レーザーからの高強度電子ビーム発生の可能性について研究した。高強度レーザーパルスは、プラズマ中にウェーク場を発生させる。周波数干渉計測(FDI)によって、2TW,50fsレーザーによるガスジェットプラズマ中のコヒーレントウェーク場は測定されている。この測定により高エネルギー勾配の20GeV/mのウェーク場を測定した。これにより、ガスジェットプラズマ中のウェーク場を初めて観測した。この結果をシミュレーションと比較し、よく一致した。この周波数干渉計測システムは、高エネルギー電子発生システムにモディファイすることができる。1D PICシミュレーションにより、これについての高エネルギー電子発生のシミュレーションを行った結果、高品質の電子ビーム発生を確認した。これにより、高エネルギー高品質電子ビーム発生の可能性を示唆することができた。
小嶋 拓治
原子核研究, 48(5), p.53 - 61, 2003/12
ごみ焼却場から排出される温度200Cの燃焼排煙を対象に、設置等に法的な規制を受けない自己遮へい型の小型電子ビーム発生装置(300 keV,遮蔽体込みの大きさ333m)を用いて排煙中のダイオキシン類分解/無害化技術の開発を行った。電子ビーム照射前後の濃度の比から求めたダイオキシン類の分解率として、吸収線量15kGy以上で初期濃度を一ケタ低減するという所期の目的である90%以上が得られた。また、ダイオキシン類の分解挙動とともに、照射により内分泌撹乱作用も低減できることを明らかにした。なお、本内容は、7月にKEKで開かれた「第2回小型加速器研究会-小型加速器の利用推進に関する研究会-」において発表したものである。